花のこと

花束(ブーケ)を渡すタイミングとは?

花屋の中でも圧倒的に多いプレゼント商品の一つに花束があります。

花束と一つとっても、用途は色々です。今回は花束を渡す用途やタイミングについて解析していきます。

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花束とブーケの違い

花束とブーケの違いはと良く聞かれることがあります。英語表記だとbouquet(ブーケ)なのですが日本では花の丈が長い花束を「花束」と呼び、丈が短くて丸っこい花束を「ブーケ」と呼ぶ傾向があります。おそらくブライダルブーケは丸っこいブーケが多いため、それをを見てこのよう呼び名が変わったと思われます。

花束の用途

そもそも花束とは一体どのタイミングに渡せばいいのか、男性陣は特に分からないと思います。

一般的に花束は誕生日や送別用に使用することが多いと思います。3月の送別会のシーズンでは花束の需要は一年で一番多く、送別会では定番の行事となっています。

花束を渡す文化はヨーロッパの文化からだと言われ、戦前日本では花をプレゼントする文化はなかったみたいです。花はヨーロッパではプレゼント的な意味合いが強く日本では生け花があるようにインテリア的な要素が強いためだと思われます。

花束(ブーケ)を使用する用途
  • お誕生日
  • 送別
  • 卒業
  • 学校の離任式
  • プロポーズ
  • 結婚式
  • お供え
  • 表彰式
  • お見舞い
  • プレゼントの添え
  • 挨拶

花束の使用用途はだいたいこんな感じです。

お誕生日の花束

花屋で毎日のように作る花束の需要はお誕生日の花束が多いです。誕生日は人それぞれ違いますのでお誕生日用で花束を作ることは多いです。

送別用の花束

3月は送別用の花束需要は特に多いです。日本では年度末になりますので。退職者用の花束需要は2月から3月にかけて多いです。特に役所関係は一年で任期が終わる嘱託関係の送別は多いです。

卒業式用の花束

3月は何と言っても学校の卒業式があります。小学生はガーベラやカーネーションの一輪花ラッピングが多いのですが、中学生から大学生までは部活やサークルの卒業生に渡す花束が多いです。花束サイズ的には1つ2000円から3000円の予算が多く、各学校への配達が多くなります。

学校の離任式

学校関係で花束需要が一番多いのは離任式です。離任していく先生たちに手向ける花束は一人に対しての数も多く、予算も卒業生に渡す時とは違い3000円から5000円と少し大きくなります。

プロポーズの花束

実にロマンティックなものがプロポーズの花束です。男性が女性に愛の告白とともに添えられる花束は今も昔も変わらずにある特別な花束です。僕のお店でもプロポーズ用の花束もよく頼まれます。男性が渡すものなので、一番多い花は赤いバラが多く、その次にピンクの薔薇が多いです。本数も30本から100本のバラを使用した花束が多いです。バラの相場が一本300円から1000円ぐらいなので、その金額×本数+技術料になるところが多いです。

結婚式の花束

結婚式は花嫁が持つブーケがメインですが、他には両家に渡す花束があります。結婚式に使用する花束は種類が多く、マイクみたいなスポンジ(ブライデー)を使用したキャスケードブーケやティアドロップ、クラッチブーケなど様々な種類のブーケがあります。予算もピンからキリで花束の中では一個あたり最低でも10000円スタートものばかりです。

お供えの花束

お供え用の花束は棺桶の上に置く花束や、花瓶に活ける仏壇用の花束が多いです。花は菊と百合がメインになり、白ベースの落ち着いた色合いが多いです。

表彰式の花束

表彰式用の花束は、比較的サイズは大きめです。5000円以上が相場で、黄色や赤など華やかな色を好まれます。

お見舞い用の花束

お見舞い用の花束は比較的小さいサイズが多く、1000円以内が多いです。ちょっとしたグラスに活けるサイズのものが多いです。近頃は病院に生花持ち込み禁止のところが多く年々需要は減ってきてます。

プレゼントの添えの花束

プレゼントの添えの花束はメインのプレゼントを際立たせるための花束です。例えばメインのプレゼントは商品券や腕時計で小さく渡したときもインパクトが薄いので、そんな時はまず花束を渡して相手を高揚させてからメインのプレゼントを渡すのが効果的です。最近では母の日でもメインのプレゼントの添え物としての花束が多いです。

挨拶用の花束

挨拶用の花束とは何なのか?商談などの際に相手が女性経営者なら花束を持って来てくれる営業マンは目立つと思うし何より素敵です。最近は菓子折りの代わりに花束を利用する人が最近増えた感じがします。成功したい商談は挨拶代わりに花束を持って行くのは全然ありですね♫

以上が花束を渡すシュチュエーションになります。ぜひ参考にして見てください。

花束を渡すタイミングは?

花束を渡すときは初めの時と最後の時があります。あって初めに渡すパターンが多く、もらった人は少なからず笑顔になりますのでその後がスムーズです。言葉で色々伝えるよりも花束で伝える方がいいかもしれません。

花束を渡すということは人生の節目の場合が多く、もらった方も渡す方もいい気分になる便利なツールだと僕は思います。また永遠と持つものでもないため、後腐れもないものですのでプレゼントとしては最適です。