このごろ初夏です!梅雨にも入り気温が少しづつ熱くなってきました。湿度もこんなに高いと、せっかく作ったドライフラワーブーケも水分含んでまたも変色してきて脱色が進んでる状態です(:_;)。
こんな時期に花屋に登場してくるお花が今回紹介する花”ヒマワリ”です。そうあの小学生の時に学校の授業で誰もが育てたこともある有名な黄色い花ヒマワリ!知ってるようで知らないヒマワリの魅力を紹介しま~す。
Contents
ヒマワリ(向日葵)とは
ヒマワリといえばだれもが知っている人気の花で、僕も小学校のころ大きな向日葵を学校で育てた記憶があります。
ヒマワリはキク科の植物で一年草になります。原産地は北アメリカで大きい個体になると3メートル近いものもあるみたい。
ヒマワリの花は、周りの花と中の花弁がない花に分かれていてよく見ると花粉もあります。そのような花弁のつけ方を頭状花序とよばれ、多くの花が一つになっています。よくタンポポやガーベラなどキク科によくみられる花の付き方です。
ヒマワリの名前の由来は、ヒマワリの性質で成長する過程で太陽を追うように花の向きを変えることがゆらいみたい、英語のサンフラワー(SUNFLOWER)も太陽に向かって成長するからきてるとか。成長が終盤になると太陽の向きを追わず、ほとんどが東向きになります。
ヒマワリの歴史
ヒマワリは北アメリカ原産で、インディアンたちは紀元前から食用として栽培されていました。その後スペインがヨーロッパに持ち帰りマドリード植物園で育てたのが世界に広がるきっかけになりました。その後100年後にスペインからフランス、ロシアへと広がっていきます。日本に入ってきたのは17世紀頃みたいで、ヨーロッパに来てから2百年後になります。二百年ってすごい長いですねー!!そもそもスペインが100年間牛耳っていたのもすごい!このマドリード植物園はダリアやコスモスを世界で初めて栽培した植物園です。
ヒマワリはロシアに広がってからその知名度を覚醒させます。ロシアは正教会があり聖枝際前の40日間は断食をするという食品制限がかかるようになっていて、その中に油脂食品もだめだったらしいです。しかしヒマワリの種がそのリストに載っていなかったということと、たまたまヒマワリの種から油が抽出できたことが常食として民衆に広がるきっかけとなりました。
その後ロシアではヒマワリの品種改良が盛んに進むようになり、ロシアの国の花はヒマワリなのです!ぜんぜん寒い地域のイメージとは違いますね。国花としている国はロシア以外はペルーがあります。
ヒマワリの生産地
ヒマワリの生産が盛んなのはロシア圏がやはりトップに上がっています。1位はウクライナで2位はロシアになります。寒い地域なのにこんなにも生産が盛んなのは先ほどの正教会の文化からですね。ヒマワは夏のイメージの花なのに意外ですね。
なので生産量の半分以上はは食用で出回っています。あとは花屋に並ぶ観賞用の生花として生産されています。
生産量1位のウクライナではひまわり畑が広大にあるみたいで一面ひまわりみたいです。
きっとこんな感じなんでしょう♪その場にいたら圧巻のはず!ちょっとこわいかも。
スペインのアンダルシアのヒマワリ畑
ヒマワリ畑って響きはしゃれてますね。スペインはヨーロッパに初めてヒマワリをアメリカ大陸から持ち込んだ国だけにあって、アンダルシアではヒマワリ畑がたくさんあります。太陽に向かって咲くヒマワリはもう絶景ですね!このほとんどが観賞用でなくヒマワリオイル用に栽培されています。
ヒマワリの花言葉
ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」「あなたを幸せにする」「崇拝」「情熱」
もうポジティブな花言葉しかないですねー(*^^*)前向き系の花言葉ばかりです。
しかし西洋ではヒマワリはスペインが新大陸を侵略して手に入れたことから、「偽りの金」「偽りの富」という恐ろしい花言葉もあります。
ヒマワリの花言葉は本数によっても違います。
ヒマワリの本数別花言葉
1本「一目惚れ」
3本「愛の告白」
7本「秘かな愛」
11本「最愛」
99本「永遠の愛」「ずっと一緒にいよう」
108本「結婚しよう」
999本「何度生まれ変わってもあなたを愛す」
いやあ愛に満ち溢れている言葉ばかりですね~♪108本まではわかりますが、999本って(;^_^Aどうやって飾るのって感じです。迫力すごいですよね。
ヒマワリまとめ
ヒマワリはロシアで盛んに品種改良された点は驚きですね。ヒマワリは多岐にわたって人間の生活にかかわってきました。いろんな背景と用途を調べると面白いものです。ふとしたきっかけで国花になるとは人間の歴史を感じる花ですね~
この夏はその悠久の時を刻んだヒマワリを飾ってみてはいかがですか♪